Posting 2
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「……あ、新……? 試す、って……その、どっち……なの?」 行為の間ずっとキスを続ける事なのか、千早が可能な限り声を出さずにいる事なのか良く分からず、千早は上目遣いで問うた。 「どっちも。……あかんか?」 新の手が頬にそっと触れた。 「……ううん、が、頑張って……みる……」 真っ赤になって恥じらいながら答えてくる姿が愛おしい。 「……ありがとの」 ゆっくり顔を寄せると千早は素直に目を閉じて応じてくれた。 「……っ」 唇を重ね、ゆっくり舌を送り込んで絡めると、徐々に千早は甘い吐息を紡ぎ出す。声を出さないよう堪えているせいか、いつもより彼女の身体が熱いような気がする。 「……千早……」 キスの合間に小さく名を呼び、頬に添えていた手を耳元へとずらす。 「……っ! ……っふ、……んッ!」 思わず声を上げそうになり、千早は慌てて新にきつく抱きついて深く唇を合わせた。 (あ……今更気ぃついたけど……これって、めっちゃ無理ある話やが……?) 新はキスを解き、苦笑いを浮かべながら「ごめん、無理」と千早に詫びる。 「……無理って、何が……?」 「や、キスしたまんまやとさ、……出来んが? ……こう、とか」 答えながら千早の耳に小さなキスを落とす。 「ふ……ッ?!」 びくりと身体が跳ね、千早はきゅっと自分の唇を噛んで声を抑えた。その唇に新の指が優しく触れる。 「噛んだらあかんって。出来るだけ、おれの手、ここにやっとくで……の?」 そっと唇の上を覆った新の手を、千早は自分の手で上からきつく押さえてきた。 「……息、辛うない?」 千早がこくりと頷くのを見て、新は左手を千早に預けたまま唇を首筋に這わせだす。 「ん……んっ、……んぅ……ん……」 二人の手に阻まれ籠もった声が微かに耳を打つ。下へずらした新の手は千早の服の下に潜り込み、柔らかく盛り上がった胸に辿り着く。指先で手繰るようにブラのカップを端に寄せて、つんと尖りだしたそこを指の腹で転がしてみた。 「んうんっ! ……んっ、んんーッ!」 頬を紅くした千早は必死に新の左手を自分の口元に当てて押さえ込む。その姿を見ているうちに、新は先を続けられなくなってしまった。 「……ごめん。何か……千早に凄く酷い事してるみたいな気、してまう……。ほんな無理させるぐらいやったら、どっか、そういうトコ行って……しよっさ?」 「別に、無理はしてないけど……。そういうとこって、お金かかるのもだけど、行くのが……やっぱりちょっと、恥ずかしいし……」 答える千早の視野に、新の部屋の押し入れがふと入る。 「あ、ねえ。……頭から、お布団すっぽり被っちゃったら、どうかな……」 「……ん、ほやな。……ほしたら、ちょっと待っての」 新は身体を起こし、押し入れから布団を出してきて手早く敷く。その上に千早を寝かせ、覆い被さりながら掛け布団を頭の上まで引っ張り上げた。 「……足の方、はみ出てまうな。……爪先、冷たくない?」 「ん、平気。でも何か、ドキドキする。お布団も、新の匂いがしてて。……何だか、身体全部、新に包まれてるみたい」 (……ヤバ……今、千早……すごく、可愛かった……) そんな言葉一つにも鼓動が早まってしまう。頭まで被った布団で薄暗く、千早の表情がはっきり分からないのは残念だったが、その薄暗さのおかげで自分の顔が赤くなっている事がバレないのはラッキーだ、と新は千早をきつく抱いた。 「……やっぱ、こうやって抱き合える方がいいわ、おれ」 耳元で言うと千早は新の腕の中でふるりと身体を震わせる。 「ん……私も……」 しっかり千早を抱いたまま唇を塞ぐと、千早のほっそりした腕は新の背中に素直に回された。 「……んっ、……あ、……んん……っ」 悩ましげな吐息が新の鼓膜を打ち、千早が欲しくて欲しくてたまらなくなる。手探りで千早の服を脱がせ、自分も上半身裸になって再び抱き合うと、しっとりと汗ばんだ肌の感触が新の裸の胸に伝わってきた。 新の唇は千早の耳に、首筋に、そして胸元へと場所を変え、千早が欲しいという思いを彼女の肌に伝えていく。 「あんっ、やぁ……新ぁ……っ、んっ……」 すっぽりと被った布団で表情までは分からないが、薄暗さで千早も新がよく見えないせいか、反応がいつもより良いような気がして、新は試しに片手をずらして千早の腿をそっと撫で上げてみた。 「……っふ、あっ……!」 ぐんと背中を反らせた千早の唇から一際艶めかしい声が紡ぎ出されて、新の疑問を確信に変えた。新は身体ごと足元の方へとずれ、千早の両腿を掴んで大きく割り広げると、まだ下着を着けたままのそこを舌先で確かめ始める。 「やっ、あぁんっ、それ、っあ、あ……ダメぇ……やぁ、んっ……!」 恥ずかしがった千早が足を閉じようとするが、新の肩に阻まれてそれは叶わない。尖らせた舌先が布越しに千早の敏感な核を優しくつつく。 「ああ……ッ! んッ、お、願い……、あらた……ぁ……っ」 「……なに?」 千早のそこから顔をわざと離さず、新は聞き返す。声の振動か吐息のせいかは分からないが、千早の腰がくっと揺れる。 「……っ、んうっ……! も……、焦らさ、ない……で……」 待望の一言を耳にして、新はようやく顔を上げて千早の両足を身体の前で曲げさせると、彼女が身に着けていた最後の一枚をするりと外して足首から抜き取る。 (……薄暗いで、残念やけど……) 千早の足を折り曲げたまま、新はもう一度、今度こそ剥き出しになったそこに舌を這わせ、溢れそうな蜜を楽しむ。 「あっ、あ……っ! ……や、やだ、ダメぇ……っ! あぁんっ、新、いじわる……っ!」 「……何がやし」 短く問い返すだけでも、千早の背中がぐんと反り返る。新が指を一本、そっと千早の中に潜り込ませると、千早のそこは熱く蕩けながら、新の指を喜ぶように締め付けてきた。 「あんッ、やぁんっ! ……ねえ、ってば……っ!」 分かってよ、と言いたげに千早の手が新の肩を揺する。 「……言わな、分からん」 分からない訳ではないが、言われてみたいという欲が生まれ、新はわざと分からない振りをして、千早の中に入れた指をゆっくり動かしながら、一番感じやすい蕾を唇で軽く吸い上げた。途端に千早の細い腰がしゃくり上げるような動きを見せる。 「ふぁ……ッ、ダメ、いっちゃう……っ! お願い、新ぁ……っ、お願い……」 紡がれる声からどんどん余裕が失せているのが分かる。 「……どうして欲しいんか、教えてや……千早」 新の意地悪な一言に、千早はしきりにかぶりを振っていたが、再び新の舌にぷっくりと充血したそこを再び舐め上げられ、とうとう堰が切れた。 「ほ……欲しい、の……っ、あ、新、が……。おね、がい……っ」 恥ずかしくて死にそうだと思う中、千早はついにその一言を口にした。 「……うん」 短い応えの後に、新がジーンズのファスナーを下ろす音が千早の耳に届く。少しの間が空いた後、新の上体が千早の上にまた覆い被さり、開かされた両足の間に熱い塊が押し当てられた。 「……入れるざ?」 耳元で言われたそれに、千早は壊れたように頷く。新の腕が両脇に差し込まれて身体が密着した次の瞬間、千早を押し開いて新が深く入り込んできた。指とは比べものにならない圧倒的な質感に、千早はなすすべもなく翻弄される。 「っ、あぁ……ッ! 新、あらた……、あらたぁ……っ」 譫言のように千早は何度も新の名を呼び、背中にしがみついて彼を迎え入れ、新の腰に自分の足を絡ませて包み込む。 「我慢、せんでいいでの……?」 「んん……ッ! が……我慢、……無理、だよ……っ! ……も、もう……っ!」 新はまだ腰を動かしてもいないが、さっき散々焦らされ、欲しいと言わされた事で千早の抑制はすでに外れかかっている。新は腹筋に少し力を入れ、千早の中に収めた自分のものをその反動で小さく跳ねさせた。 「あぁッ、やっ、やぁ……ッ、……っ、ちゃう……ッ!」 千早の背が弓のように撓り、新を受け入れたそこが限界まで引き絞られる。 「……千早、いって……いいんやざ。何べんでも……」 「っく、う……っ、ん、あぁァ───ッ!」 打ち上げられた魚のように全身を細かく震わせ、千早はついに達する。頂点を迎えた後も続く余韻に千早の身体はびくり、びくりと何度も震え、ぐっしょりと濡れたそこからまた新しい蜜を吹き出させていた。 |