Mine Side-C 6
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新と長いキスを交わす。感じるままに腕を動かして新の背中を抱くが、舌を絡め取られたり吸われたりされると背中に回した手をあちこちに彷徨わせたい思いが強くなる。 (とっても……気持ち、いい……) 新の唇は優しいのに、受けるキスは力強くて情熱が伝わってくる。もっとキスされたいと思っていたのに、その唇は離されてしまう。何で、と思っていると耳元へ口付けられた。 (……そ、こは……っ!) 「やぁ、ダメぇ……」 どうしても声が出てしまう。キスの時と同じに新の舌が耳元を這ってくると、ぞくぞくした感覚が背中を駆け上がった。 「……嫌?」 (キスの時と違う気持ちよさだから、どう……言ったらいいか、分からない……) 思った事をそのまま伝えると気遣わしげだった新の目は和らぎ、再び耳元や首筋に吸い付くようなキスを落としてくる。 「っ、熱、い……。新……」 まだ触れられてもいないのに、乳首がつんと立っていく。ひどく恥ずかしいのに早くそこにもキスを受けたいと思う自分もいた。 (だって、私も……ちゃんと結ばれたいって、本気でそう思ってるから、受け止めたいって身体が準備してるんだ……) だから知られてもいい。そう望んでいたのが伝わったのか、首筋にキスをしたまま新の指が尖ったそこをそっと撫でる。 「あっ、あ……、やぁ、んっ……」 吐息が零れ、自分でも驚くほど甘い声を上げる身体の上に、新が深く覆い被さってきた。 「……嬉しい。千早が、おれで……感じてくれて。……ほんとに、嬉しい……」 その声は電流のように全身を震わせる。身体は跳ねてしまうのに、耳元で言うなんて反則だ、とつい口走ってしまう。 「……すごく残念やけど、言わんとく」 勿体なさそうに言われた途端、頭の位置を変えた新がとうとう尖ったそこにキスしてくれた。 「っく、ふ、あぁんっ! あ、らた……新、んっ、あらた……」 新の言葉を借りれば、感じている。そのまま、舌が這うたびに身体が受け取る感覚のまま新の名前を呼ぶ。 「千早……」 耳元で優しく名を呼ばれた後、新が身体ごとずり下がった。 「千早。きっと痛いと思うけど……なるべく痛くないように、してあげたいで……ここ、舐めるでの。嫌すぎたら言って」 「……え?」 (新、今なんて……? 舐める、って言った……? ここって、え? そんなとこ?! だ、だってそこって……お、おトイレ行ったりしてるのに……) 流石に驚いて顔を上げると、酷く真面目な顔をした新が居る。だから確かに恥ずかしさは感じているが、なるべく痛くないようにと慮ってくれている気持ちが嬉しくて、そのままを言葉に乗せた。 「新の……思った、通りで……いい」 つっかえながら答えると、千早の脚の間に新の頭が入り込んでくる。 「あ……っ?!」 指とは違う、熱くて濡れた舌をそっと開かれた襞が感じ取り、腰が大きく跳ね上がった。 (だけど私、新のものになりたい。新を私のものにしたい。だから全部……新に委ねる……) 舐め上げられるたびに揺れる腰をきっと新も見ているだろうけれど、感じて声が出ても抑えないでいようと、もう一度決心する。 開いて触れてきた舌がクリトリスを舐め上げてきた時、首筋や胸への刺激とは比べ物にならない強烈な快感が身体を走る。 「あ、あ……ああっ! やぁ、んっ! 新、あっ、あら、た……っ!」 その快感で背中が反り返る。新の舌が舐め上げてくるリズムが変わるたびに身体は切ないほど熱くなって、自分が濡れているのさえ分かった。 「んっ、あらたぁ……っ! っ、感じ、あんっ! 新……っ!」 感じる、と口にする余裕さえない。頭の中が真っ白で、新の事以外何も考えられない。 「ああっ、あんっ、新、わたし……っ、あっ、あ……、あらた、新!」 濡れて自分の中が時折ひくつくのが自分でも分かる。 舌で舐められていたそこが新の唇で強く吸い上げられた。身体の奥からマグマのようにせり上がってくる感覚に千早の脳裏に閃光が走った。 (……こ、れ……何?! 頭の中、ううん、私が、全部……弾けちゃう……っ!) 新の手で開かされた脚が突っ張り、せり上がってきた感覚が千早を飲み込み始める。 (ダメ、もうダメ……! 弾ける、弾け、ちゃう……!) 「……っ?! あ、やぁ、私……っ、新、新ぁ! っあ、ああ、っ、あぁぁっ!」 とうとう箍が全て外れた身体が震え、千早の一番奥深くから熱いものが迸り出た。弾けきった頭の中がくらくらしている。 「もう、おれ……待てん。今すぐ、千早が欲しい。全部おれのもんに、したい」 耳に飛び込む上擦った新の声が千早の意識に焦点を少しだけ取り戻させてくれた。 (やっと……痛いかとか怖いかとか、気を遣わない、新自身の欲求で、言ってくれたんだね……) 呼吸はまだ戻らないが、手を新の頬にそっと添わせて素直な気持ちを返す。 「して……? 新の、ものに……。今」 こんなに声が掠れていたとは思わなかったが、そのまま告げた。 一度身体を離した新が何かを探っているのか、がさごそという音を千早の耳は捉えてしまう。 (……分かる。前に新が言ってくれたから……) 千早が妊娠するかも知れない危険を無視して射精する事が新には出来たと苦々しく話していた。 (今は私達二人の意志で抱き合ってる。だからそうならないように避妊しようって、ちゃんと考えてくれてる。そうだよね) しばらくそんな事を考えていた身体の上に、また新は優しく覆い被さってくる。 「力抜いてて……。入れてく」 告げてくれた言葉に従って全身の力を抜き、新を待つ。舌で感じさせてきたそこに、さっき目にした新の熱が宛がわれ、ゆっくりと千早を押し開いてきた。 (熱……い。……焼けた棒が、押し込まれてる、みたい。……でも、違う。熱いのも、押し広げられてるのも同じだけど、違う……) なるべく痛がるところを新に見せなくないと思って目を閉じ、歯を食いしばる。 「んっ……あ、っく、ぅ……っ、……ぁ……っ」 それでも生まれて初めての感覚が、小さな呻きを出させてしまうのは堪えようがなかった。 (……新、お願い、気にしないで……、私の心と身体、全部新のものに……。そして新を、私のものに、したいから……!) 一瞬身体を走った痛みで、新が自分の中にある最後の抵抗を突き破ったと分かる。痛みのせいだけではない涙が千早の眦からこぼれ落ちた。 |